オシレーターの使用について



トレードをしていると、ほとんどの人が何か根拠のあるサインやシグナルを頼りに機械的にトレードをしたくなり、オシレーターに手を出したくなると思いますが、結論から言えばオシレーターは使わないほうがいいです。

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私自身もかつてはチャートを7分割して、ストキャスティクス、RSI、MACDを各時間足すべてに表示し、買いシグナルや売りシグナルが他の時間足と一致するシーンを強いシグナルとして判断し、その相関性を探りながらトレードしていた時代もありました。

しかし、結局オシレーターが機能するのは一時のレンジ相場にしかなく、トレンドが生まれたらすべてのサインを壊して行きます。

いつまでがレンジでいつからトレンドが始まるか、それは誰にもわかりません。
たまたまオシレーターが合う期間に20万ほど勝てても、トレンドが生まれて-20万、そんなことではいつまでたってもお金は増えません。

オシレーターは合うときもあれば合わないときもある。その時点でそれは根拠として成立しないのです。

それよりも、純粋にチャートの値動きを追い、チャートパターン(Wトップ、Wボトム、ヘッドアンドショルダー、ソーサーボトム等)やMAの絡み方(MA同士のGC=ゴールデンクロス,DC=デッドクロスやMAとローソク足のグランビルの法則)、ローソクのサイン(長いヒゲなど)、トレンドラインや水平線を意識したライントレードを極めることのほうがよっぽど重要で、そこにFXの本質はあります。

基本はトレンドに順張り、SL(ストップロス)を必ず入れて、質の良いチャンスのみエントリー。
成り行きで心が乱れるのならば指値で実行。これを淡々とこなして行くだけで十分です。

ですからFXは実際テクニック的、知識的にはさほど難しくはないと言えるかもしれません。

それよりも大切なのはメンタルコントロール(いかに余計なことをしないか。無駄な一喜一憂に心をブレさせないか)だったりします。